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普通であれば動かないのだから、少しは逡巡する場面。少なくとも、同行者に相談くらいはするだろう。
が、我らがリーダーは、そのツインテールを揺らしてビシッと即答。
「愚問ね。欲しいに決まってるじゃない」
俺は苦笑。
だろうな。それでこそ、高橋理沙である。
『妾もロボ欲しいのじゃ』
お、おう。
「動かなくても、金は取るぜ?」
「構わないわよ」
またも、即答。
すげぇなぁ。大物。
源内はじっと理沙を見つめて、理沙はその視線を少しも逸らそうとしなかった。
先に視線を外したのは源内だった。
小さく息を吐いて、ニヤリと笑う。
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