第4話【思いをこめる】

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 普通であれば動かないのだから、少しは逡巡する場面。少なくとも、同行者に相談くらいはするだろう。  が、我らがリーダーは、そのツインテールを揺らしてビシッと即答。 「愚問ね。欲しいに決まってるじゃない」  俺は苦笑。  だろうな。それでこそ、高橋理沙である。 『妾もロボ欲しいのじゃ』  お、おう。 「動かなくても、金は取るぜ?」 「構わないわよ」  またも、即答。  すげぇなぁ。大物。  源内はじっと理沙を見つめて、理沙はその視線を少しも逸らそうとしなかった。  先に視線を外したのは源内だった。  小さく息を吐いて、ニヤリと笑う。
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