第4話【思いをこめる】

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「いいだろう、いい根性だ」  そして右手を挙げた源内の手から、再び鎖が生き物の様に伸びる。  左手からは同じ様に伸びた鎖がヴァジュラに伸びていき絡みつく。  右手の鎖の先端は、理沙の目の前でユラユラと揺れていた。 「……これをどうしろっていうの?」 「それはだな……」 「俺様ガ説明シテヤロウ!」 『出おったノ』  楽しそうに笑っている九尾以外、白けた冷たい目線を送っているが、アオはお構いなし。 「ソノ鎖ヲ使ッテ思イヲ、ヴァジュラニ送リ込メ。モシカシタラ、目覚メルノガ早マルカモ知レナイゼ」
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