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細身だが、均整の取れた体は、足が長く胴は短く、顔は小さい。
顔立ちはまずもって美人。
色白できめ細やかな肌。
目つきは鋭いが、それを補って余りある生気がそこにはある。
今はやや、それがあふれまくっちまっているわけだが……。
誰あろう、もちろん、我らがリーダー、高橋理沙、その人である。
怒りを通り越した理沙は、凍っちまうんじゃないかってくらい、冷ややかな視線を目の前の人物に注いでいる。
その目の前に座った人物。
今日は鼻血は出してない。
そりゃ、そうだ。
わざわざ、理沙に上手いこといって、制服姿でこさせた俺の苦労の賜物である。
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