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腰につけるは、滅魂。
背中につけるは、桜花。
期せずして、俺は二刀を手に入れていた。
……すげぇ心配していたけれど、俺は、桜花を振るうことが【出来た】。
太字である。
竜狩り倶楽部の中じゃ、無職の職業ってのは難儀なもんで、装備出来ない武器が非常に多い。
もし、そんな武器を振るおうもんなら、即座に取り落とすという素敵仕様。
だから、光る桜花を手に取り、それを振るうには勇気がいった。
『……妾というものが、ありながらじゃノ。……ぶつぶつ』
なんだか、ぶつぶついっている刀妖怪はいたけど、聞き入れるわけにはいかないよな。
この刀は英雄ロスコーが俺に託した、とっておきの武器なんだ。装備出来ないなんて落ち、申し訳ないもんな。
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