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「ま、なんにしろ、アタシの作戦勝ちだわ。あのロボットはアタシたちのものってわけよ」
と、理沙は、楽しそうに笑っている。
「結局は金が用意出来れば、だけどな」
「それは次に久遠を捕まえた時に、絶対に払わせるわ」
俺の突っ込みに、理沙は拳をぐっと握りしめた。
その様子に自然と苦笑が漏れる。こりゃあ、久遠のやつもとんでもないやつに狙われちまったな。
こうと決めた理沙は、決して止まらないだろう。それは例え、相手が伝説の魔術師であろうとも関係がない。
「お姉様。なぜ、ロボットがワタクシたちのものになるのが確定しているんですの?」
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