第7話【素直に入るタイミング】

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「あの思いを伝えるってやつは、一度行っちまうと、解除は出来ないらしい。つまり、源内のやつはもう俺たちにあのロボットを売るしかないのさ」 「ワタクシも、お姉様から思いを伝えて欲しいですわ~」  折角説明してやったのに、鈴子は両手を頬に当てて体をクネクネ。  聞いてねぇし……。  ここで健人がやや鋭い視線を理沙に送る。 「で、何を願ったのかなぁ?」  そうそう、それそれ!  俺も聞こうと思っていた内容だったんで、健人に先を越されて少し悔しい。  理沙はニヤリと笑う。 「やっぱり、知りたい?」  そりゃあ、そうである。  あのロボット。  源内は【ロフトLO】といっていたが、ロフトシリーズの一体。アオから始まり、その中の一つなら、ペッパーという娘も知っている。
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