1159人が本棚に入れています
本棚に追加
/475ページ
「あの思いを伝えるってやつは、一度行っちまうと、解除は出来ないらしい。つまり、源内のやつはもう俺たちにあのロボットを売るしかないのさ」
「ワタクシも、お姉様から思いを伝えて欲しいですわ~」
折角説明してやったのに、鈴子は両手を頬に当てて体をクネクネ。
聞いてねぇし……。
ここで健人がやや鋭い視線を理沙に送る。
「で、何を願ったのかなぁ?」
そうそう、それそれ!
俺も聞こうと思っていた内容だったんで、健人に先を越されて少し悔しい。
理沙はニヤリと笑う。
「やっぱり、知りたい?」
そりゃあ、そうである。
あのロボット。
源内は【ロフトLO】といっていたが、ロフトシリーズの一体。アオから始まり、その中の一つなら、ペッパーという娘も知っている。
最初のコメントを投稿しよう!