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ここで持ってきてもらったビールを、グビッとやった圭介が一言。
「知ってるか、レンツェのやつ女神役をやるんだぜ?」
目を輝かせる俺以外の連中。
もちろん、顔を赤くして、レンツェが圭介を怒鳴りつけたのも拍車をかけている。
「こ、こら、バラすなっていっておいただろ!」
「いいじゃねぇか。どうせ、当日にはバレちまうんだから」
ま、圭介のいうことはもっともで、どうせ、祭りでレンツェが出し物に参加するとなれば、全員で見物しにいくのは間違いない。
俺はまだ、若干顔を赤くしていたレンツェの顔を眺める。
女神役ねぇ。
エルフの血の混じった男装の似合う女の子。
それが女神役をやるという。
レンツェにピッタリじゃねぇか。
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