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「気高い、あまりにも気高いですわ! お姉さま~」
ま、いつもの馬鹿話。
レンツェにもあって近況を聞けた俺たちは、迷宮酒場を後にしていた。
女神役をやると暴露されたレンツェは恥ずかしいのか、終始顔を赤らめていたが、恥ずかしさが勝ったのだろう。
あの後すぐに仕事に戻っていった。
「ふふふ、写真撮影必須だよねぇ」
健人の呟き。
俺は苦笑。
祭りで女神役をやるレンツェ。撮影した写真を見せる健人。恥ずかしがるレンツェ。
って構図が頭に浮かぶ。
……あんまり、悪巧みばっかりしてると恨まれるぞ。
仕事に戻ったレンツェは、もういない。
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