第9話【若き乙女のルール】

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 となれば、迷宮酒場の素敵オーナー様にはもちろん用事なし。  席を経とうとした俺たちに、圭介は気になる呟きを漏らしたのだった。 「そういや、知ってるか?」  その言葉から始まり、圭介が話した内容を思い出す。 「迷宮のモンスターたちの動きがおかしいらしい」 「どうおかしいわけ?」  質問したのは理沙だ。  立ち上がり、酒場を後にしようとしていても、気になることは気になるらしい。  振り向いて圭介を見下ろしている。
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