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となれば、迷宮酒場の素敵オーナー様にはもちろん用事なし。
席を経とうとした俺たちに、圭介は気になる呟きを漏らしたのだった。
「そういや、知ってるか?」
その言葉から始まり、圭介が話した内容を思い出す。
「迷宮のモンスターたちの動きがおかしいらしい」
「どうおかしいわけ?」
質問したのは理沙だ。
立ち上がり、酒場を後にしようとしていても、気になることは気になるらしい。
振り向いて圭介を見下ろしている。
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