第13話【新月隊の面々】

4/6
前へ
/475ページ
次へ
 ……本当、どこも一緒だな。 『一緒とは?』  俺はチラリと横目で、理沙と鈴子を確認。  どこも女子が強いってこと。  九尾は笑っている。 『そうでもないと思うがノ』  そうかね?  俺はハイディンという若者に、親近感を覚えていた。親しければ、肩をポンポンとやっていたかもしれないくらいだ。  気がつくと、鈴子が手を挙げている。 「質問よろしいですか。【新月隊】とは一体なんですの?」  アゴに手をあてた岩清水が、レザーを振り返る。 「レザーくん?」 「はい。【新月隊】は生徒会が持つ、実行部隊です。治安維持を主目的とし、事象調査から実践行動まで全てを対応します」 「はい、よく出来ました」
/475ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1159人が本棚に入れています
本棚に追加