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岩清水たちが何者かわかったところで、話を進めたのは理沙だった。
「話を戻していい? その生徒会の実行部隊である【新月隊】の皆さんは今ここで、何をしているの?」
チーターの仮面の奥で、岩清水がじっと理沙を見つめている。
「迷宮の異変……聞いている?」
「総隊長!」
ハイディンが表情を変えて身を乗り出そうとしたのを、レザーが片手を出して押さえていた。
「ハイディン、総隊長の判断だぞ」
レザーの冷静な声にハイディンは体から力を抜いて、一歩下がってもとの位置に戻っていった。
理沙と岩清水は今の動きを、無表情に眺めていたが、ハイディンがもとの位置に戻っていったのを見て会話を続ける。
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