第17話【銀鎧の男】

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「いけねぇいけねぇ。あんまり、お前らが楽しいことしてきやがるから、つい本気を出しちまった」  立ち上がりかけていた樹丈は、両足を深く曲げて全身をもう一度沈めると、そのまま大きくジャンプ。  自分が作った穴から脱出する。 「強い、ね」  岩清水の呟き。 「ちょっと、遊びじゃすまないかもねぇ」  これは、健人のだ。  二人はすでに樹丈の攻撃の衝撃から立ち直り、それぞれ武器を構えている。  その前に、穴からジャンプして着地した樹丈がいる。 「お前らが、中々の使い手で、樹丈も嬉しいぜ。さぁ、遊びはこれくらいにして、とことんやろうか?」  冗談ではない。
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