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「いけねぇいけねぇ。あんまり、お前らが楽しいことしてきやがるから、つい本気を出しちまった」
立ち上がりかけていた樹丈は、両足を深く曲げて全身をもう一度沈めると、そのまま大きくジャンプ。
自分が作った穴から脱出する。
「強い、ね」
岩清水の呟き。
「ちょっと、遊びじゃすまないかもねぇ」
これは、健人のだ。
二人はすでに樹丈の攻撃の衝撃から立ち直り、それぞれ武器を構えている。
その前に、穴からジャンプして着地した樹丈がいる。
「お前らが、中々の使い手で、樹丈も嬉しいぜ。さぁ、遊びはこれくらいにして、とことんやろうか?」
冗談ではない。
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