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悩み疲れ、歩き疲れ、満腹になるとドーしたって眠くなって面倒臭くなってしまう。
「でもクッキー喜ぶかなぁ?」
うだうだ。
「すぐ腐るもんでもないし、良いんじゃないか?」
「そうかなぁー」
眠気覚ましにとりあえず歩くことにした。
「あ、さっきのお店」
「おー、まだ並んでるな」
「美味しかったもんね、あのにくまん。
…あ、そういえば幾らだった?さっきのお金払ってなかった!」
「別にいいよあれくらい。」
「でも、クレープもだったし!ちゃんと払う!」
財布を取り出し、和真を足止める。
「いいって。」
「え、そういうの嫌だ!」
ちょっとなら甘えたいけど、なんでも、なんて気分が悪い。
「だからいいって」
「じゃ、どっちか!2回もなんて多すぎる!」
「…わかった。それじゃ、250円で」
「それだけ?」
「にくまん代な。」
「ほんとうに?いまそこにあるから値段確認しに行くよ?」
「どうぞ。」
っていうから確認しに行ってみたら、1ヶ500円(税抜き)だった。
(あ、半分あげたから250円なのね。)
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