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立ち上がったからといって
不機嫌になってる、とか。嫌がってるとか。
きっとそんな風に映ってないんだろうなぁ、って、おもう。
実際そういうの、ないし。
「好きだからしたくなった。トカ、云ってくれればいいのに。」
「うん。そうだよ。
なんだ、判っててOKしたんじゃないのか~」
なんて、云うから
バスが停留所に入ってきてるのにおもいっきり和真の足を踏んずけた。←
「わかってるけどねっ!」
(でなきゃ目なんか瞑るかバーローッ!!)
開いたドアに身体を滑り込ませ、いつもの定位置。後部座席の窓際に座って彼を見下ろす。
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