二章、ハンバーグを食べる

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「興味の範囲で止めとけ。んでも確かに腹減ったわ。ハンバーグ食いたくなってきた。合い挽きミンチ買って帰ろ」 「ハンバーグ羨ましすぎる」 ガキ共は悠長に空かせた腹を撫でている。ハンバーグ? あれを見た後でよくもまあ平然と……。 目眩がした。ついでに言えば吐き気もだ。 「ちょ、先生? 寝るなら家で寝よう?」 こいつらと親しくしてしまった事を酷く後悔した。 暫く肉類は食えないな。 そんな事をぼんやり思いながら、意識を手放すのだった。  
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