第二話 稼ぐ為の剣

2/2
前へ
/8ページ
次へ
今、ベルトに説明を受けている わかったことは カードを落とした化け物は『ドロップ』というらしい 物の力、性質が具現化したもの 共通の性質として、お金を溜め込む性質を持つ 撃破によって得られる報酬はこいつら溜め込んだものらしい しかし、十万円か…大分溜め込んでいたみたいだ [イエ、アレデ出現カラ数時間シカ経過シテイマセンデシタ] 「出現してから時間が立つほど見返りが大きくなるのか…」 [少シ補足ガアリマス、ドロップハ溜メ込メバ、溜メ込ム程二強クナリマス] 「強く、あれ以上にか…」 [先程ノ個体ハ弱イ部類二ナリマス] 「じゃあ、溜め込む前に倒す方がいいのか」 [自信ガツクマデハソノ選択デヨロシイカト思イマス] 「ところで、あいつらはどうやって金を貯めるんだ?」 [基本ハドロップノ引キ起コシタ被害額ガソレニアタリマス] 被害額 例えばいいドロップが壁を壊した時、その修理費が被害額にあたる(人間の場合は治療費) ビルなどの大型建造物を破壊した場合は全体の修理費ではなく、破壊した部分の費用のみが加算される仕組みになっている 「なるほど…」 [他二質問ハ?] 「俺の他に戦う奴はいるのか?」 [イル筈デス] 「筈?」 [私モ、起動シタバカリデスノデ] 「そのうち出逢うか…武器はないのか?」 [購入式デスガ、存在シマス] 「これ金をとるのか!」 [デスガ、生キ残ル可能性ハ確実二上昇シマス] この一言で考え込む、一理ある、長い目で見たらなかなかいいのかもしれない 「どうやって購入するんだ?」 [ココヲタッチシテクダサイ] タッチパネルが点滅する 「わかった」 項目、武器をタッチする ずらっと武器の名称が羅列されている、その中で目を引かれる物があった 「『¥ブレード』?」 価格は五万円と武器の中での基準の値段だった 「これにする」 購入をタッチしてお金をベルト上部に挿入する [次ノ戦闘迄二配送サレル筈デス]
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加