エピローグ

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龍「な、なら、俺はどこに行くことになるんだ?」  地球以外の世界に行く。それに不安を覚えた龍輝は更なる疑問を問いかける。 ダニ「まぁ、君の認識として、"剣と魔法の世界"とでも。よくあるゲームの世界にでも思っといてよ。」 龍「ゲームの世界に行くのか?」 ダニ「正しくはゲームに似た世界だよ。   パラメータとかは無いけど。大まかにそんな感じ、と認識して。」  神の世界でもゲームが有るのかは疑問にも思うが、話に食らいついていく。 龍「今すぐに行くのか?」 ダニ「そうしてもいいけど、そのままでは行っても大変だと思うよ?   なんせ、魔物とか呼ばれる存在も要るみたいだし。」 龍「みたい?何で不確定要素があるんだ?」  ダニエルの言い回しに不安を覚えてしまう。 キョウ「わ、私の世界ではないので、きちんと説明できないのです。    ご、ごめんなさい。」 龍「えっと、つまり?」 ダニ「別の神が管理してる世界なんだよ。 その世界は。キョウと仲の良い神が管理していてね、その神が管理する世界の一つ。] 龍「世界の一つ?いくつも在るのか?」 キョウ「た、大半の神は、一つの世界だけを、か、管理していますが、稀に、複数の世界を、管理する者も、います。」  龍輝の質問にどもりながらも、わかりやすく答えるキョウ。そんなキョウの答えに補足をするダニエル。 ダニ「高位の神や力ある神のみだけだけどね。   キョウも二つの世界を管理してるんだよ。まだ高位ではないけど、力は神々の中でも屈指の実力だよ。   まぁ、気弱な性格のせいで、あまり発揮できてないけど。」  キョウの自慢をして胸を張るダニエル。その横で照れくさそうに頬を染めて俯くキョウ。  ここに居る者全てが、話がずれていることに気が付いていない。  いや、龍輝に関しては、照れているキョウに癒されているといったところか。
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