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せっかく送ってくれたのはいいが、コレはさすがに迷惑で咲穂が止めるも無視して家に電話を掛けた。
「あ、由幸です。はい、元気です。ところで今、荷物が届いたんだけど……」
前ほどではないが、あまり自分から電話を掛けることがないせいか変に声がかしこまってしまった。
その様子を隣で咲穂が可笑しそうに見ているのが少ししゃくに障る。
「え、あれを送ってくれたの母さんじゃない!?」
電話の向こうの母親は全く身に覚えがないといった感じで、驚いていた。
「じゃあ、誰が……」
宅配便の伝票を確認してみるとしっかり実家の住所が書かれている。
他に送り主を考えていると電話の母親が何やら思いついた様に声を上げた。
そして思いもよらない事を言いだした。
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