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「あ、うん。分かった。ありがとうって言っておいて」
どうにか状況を把握して電話を切った。
「どうしたの?お母さんからじゃなかったの?」
俺と母親の会話を隣りで訊いていた咲穂が状況が分からないといった感じで訊ねていた。
俺は一度、送られてきたベビーベッドに視線を置いてから
「それ、どうやら親父が送ってくれたみたいなんだ」
「え!?お義父さんが!?」
驚きを隠せないといった感じで俺とベビーベッドを何度も見比べるように見る咲穂。
母親から言われた時の自分も同じだったから、驚く咲穂の気持ちがよく分かる。
「ああ。母さんから聞いて俺もビックリした」
まさか親父からこんなものが送られてくるなんて思ってみなかった。
しかもベビーベッド。
親父が選んだんだろうか。
ベビー用品店でこれを選らぶ姿を想像するだけで可笑しかった。
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