第2章 ダンジョン解放

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ザザッ アイズバッドから送られていた映像のうち1つ映像が途切れた 「なんだ?通信範囲とかでもあるのか?」 アイズバッドは横に揺れる 否定と取っていいようだ なら敵か…… 俺は無意識に身構えた アイズバッドを破壊した者はすぐに俺の前へと現れた 現れたのは人間ではなく魔物だった この世界には魔物は作られるだけでなく普通に野生としても存在しているのだろうか? 現れた魔物は蛇のような姿をしていて体長はおよそ2メートル程だろうか 俺はウインドウを開いて情報が得られないか試してみた 【ウッドスネーク】 【STR】50 【CON】65 【DEX】80 【INT】15 【WIS】15 【LUC】10 名前とステータスは表示されたがスキルはないのだろうか?ステータスを見る限り俺の魔物より強いのは明らかだ 「半分のウルフ達は周りを囲め!隙がある時以外は攻撃しなくていい、回避に徹しろ!残り半分のウルフ達はウィッチと俺の護衛だ、ウィッチは魔法使って攻撃!」 オルトロスにより統率されたウルフ達は指示通りウッドスネークを囲んだ ウッドスネークは身の危険を感じたのかその口大きく開き威嚇をしてくる その大きさは俺でさえ一飲みにされそうだ ウッドスネークはウルフめがけて攻撃を開始する 多少の犠牲は覚悟していた ウルフとは大分ステータスの差がある魔物だからだ だが統率されたウルフ達は指示通り無理な攻撃はせずに攻撃をかわしていきウッドスネークに捕まらなかった ウルフ達が時間を稼いでる間にウィッチ達の魔法詠唱が終わり火属性魔法が放たれた 見事全ての魔法はウッドスネークに命中した ウッドスネークは皮膚が少し焦げたように黒くなりその場に倒れた 魔法……… 恐るべし、だな。
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