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最初の戦闘にしては大分得るものがあった
後はもう少し周辺の情報が探れたら今日の探索は終わりにしようと思う
アイズバッドは周囲に散っており映像を写し出している
「お、これは村か？」
アイズバッドの１つの映像が村らしきようなものを写し出した
そこにはしっかり人間も住んでいた
農業が盛んなのか麦畑もたくさん見える
村がこんな近くにあったなんてラッキーだな
何をするかって？
俺は魔王候補だ
蹂躙するに決まってる
従えば奴隷として
従わぬのなら処罰する
勇者になりたかった俺だが魔王候補として呼ばれてしまったからには切り替えは大切だと思う
たとえ非情だとしてもだ
「アイズバッド、もう戻ってきていいぞ」
さて、念のため実験だ
俺はウルフ一体を呼び寄せると合成を試みる
対象はウルフとウッドスネークだ
死体でも合成は成功するのか
これが今回の実験の課題だ
俺が合成の承認をすると２体に魔方陣が展開し２体を飲み込んでいく
魔方陣は重なりあい赤く染まっていく
「よし、成功だ」
赤い魔方陣は合成が成功した証だ
生まれてくる個体が強いか弱いかわ別として
そして合成した個体が姿を表す
見た目はウルフに近い
だが、毛皮だった部分には蛇のような鱗があり、牙も一段と太く鋭くなっていた
【スネークハウンド】
【STR】40
【CON】20
【DEX】50
【INT】10
【WIS】10
【LUC】5
スキル
【群れ】
【溶解液】
個体により差はあるが強いもので鉄をも溶かすほどの液体吐き出す
オルトロスより強いな
少しずつではあるが戦力は増えてきている
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