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何事もなく1日が過ぎ今は夜だ
俺はウルフ100体とオルトロス5体を引き連れて村へと向かっていた
ウィッチ達と残りの魔物はダンジョンの警護だ
しばらく森を歩いていくと村が見えてくる
もう村人は寝ているだろう
ウルフ達に村の周囲を囲むように陣取らせると徐々にその間隔を狭めるように村へと近づいていく
「よし、ここでいい。ウルフ達……唸れ!」
命令と同時にウルフたちは低い唸り声をあげる
100体ものウルフが同時に唸るのはとてもうるさい
だがこれで住民達は飛び起きてくるだろう
案の定住民達は飛び起きるように家の中からでてきた
「なんだなんだー?ってウルフの群れじゃねーか!なんだってこんな数が!」
住民のうちの一人が騒ぎ始めるとさらに家からどんどん人が出てくる
周りをウルフに囲まれた状況だ、パニックになる者もいる
「夜遅くにすまんが、この村の全員に用がある。村人全員を集めてもらえるか?抵抗はお勧めしない。従わないようなら……」
俺の言葉に反応するようにウルフ達は唸り声をあげる
すると村人の中から老人が歩みでてきた
「ワシはこの村の村長じゃ。いったいなんの用じゃ?この村にはこの前徴兵があったばかりで若いもんはほとんどおらんぞ」
通りで反抗してくるものがいないはずだ。一人くらいは抵抗すると踏んでいたが嬉しい誤算だ
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