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………
「ここは俺に任せて先に行け!」
魔物に辺り一面を囲まれた状態で仲間達に叫ぶ
「で、でもこの数じゃ…」
仲間の一人の女性に袖を捕まれたが
「俺を誰だと思ってる?任せろ、俺は絶対死なない!」
そういい放つと俺は魔物が守る扉に向かい魔法を放った
「風よ、我が導きに従い道を示せ」
詠唱とともに俺の周りに視認できるほどの風が集まり始めた
「「サイクロンバースト!」」
詠唱が終わるとともに風は一つの刃となり扉を守る魔物たちを切り刻んだ
「さあ、早く行け!!」
そう叫ぶと仲間達を扉の先へと誘導し、皆が扉を通るのを確認すると俺は扉の前に立った。
「あとは任せたぜ」
そう言うと、俺は扉を閉め結界魔法を扉にかけた
扉の向こうからはドンドンと扉を叩く音が聞こえている
「さあ、これで心置きなく戦える
覚悟しろよ?本気で行くぜ!!」
俺の剣が光を纏い輝きを強めていく
その剣を使い何百といる魔物を次々に倒していった
ハァハァハァ
一体どれだけのあいだ戦っていただろうか
俺の体は生傷だらけとなりそこらじゅうに俺の血が飛び散っている
まさに満身創痍だ
「これで最後だ……」
俺は全ての体力と魔力を絞りだし、それを剣へと送り込んだ
剣は更に輝きを増していた
「究極輝剣(アルティメットフラッシュ)!!」
技を放つとともに部屋中が光で満たされた
「俺………の……か…………………」
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