第2章 ダンジョン解放

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最初は渋っていた住民達も徐々に食べ物に手を出していく 普段からそこまでいいものを食べていない上に並べられているのは見たことも食べたこともない絶品の料理だ、一度食べ始めてしまうと手が止まらなくなっている 村長も諦めたように食事に手を出していた 「まず聞きたいのはこの大陸の勢力図だ、できるだけ詳しく知りたい」 村長が食べる手を休めて話始める 「まず始めにワシらは小さな村の住人じゃ。だからそこまで詳しい情報は期待しないでほしい」 「構わない、少しでも情報が欲しい」 最初からそこまで期待はしていないさ 「このレイルランド大陸では四つの勢力がある。ソレイド連合、ディミール帝国、キキリア教国、アルキニス連邦だな 他の大陸はすまんがよく知らないんじゃ。だがうちの大陸と一緒で帝国だとか連合だとかが争ってるとは聞いたことがある。 ワシらの村はソレイド連合に属してい る。属していると言っても半強制的に取り込まれただけだがな」 「次は四勢力の優劣を教えてほしい。わかる範囲で構わないから戦力も頼む」 村長は少し考えるような仕草をしてから答えた 「ふむ……一番強いと言われているのはアルキニス連邦かの次はディミール帝国、キキリア教国と言われており、ここのソレイド連合は最弱と呼ばれているな」 今いるこの場所ソレイド連合は最弱か……… 本当に運がいい 「戦力に関してはよくわからんが、有名なのはキキリア教国の聖十字軍とアルキニス連邦にいる軍神アルキス、空帝レイニスの二帝じゃな。」 情報が少ないが肩書きからただ者ではなさそうな感じがするので覚えておこう それからも俺は村長から色々な情報を聞き出した 住民達はというと、いつの間にか宴会のような感じになっていた
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