第3章 侵入者

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ダンジョンに村人を招き入れてから一時間が経過しただろうか 相変わらず宴会のような状態が続いていた 村長から一通り情報を聞き終わった俺は何故か宴会に一緒に参加していた 「おうおう兄ちゃんなかなか呑めるじゃねえかい!もう一杯いっとくか?」 ジョッキを片手に俺はニカッと笑って空いたジョッキに酒をついでもらっている 「最初はどうなるか不安だったが、兄ちゃんのお陰で今日は最高の1日になりそうだぜ!」 村人の一人が酒瓶を片手に俺に話す まんざら悪い気はしない いつのまに酒も進み村人達に同情の念が沸いたのか俺はこれからのことを悩んでいた 最初はDPに換算するつもりだったがなかなかどうして、こうやって一緒に食事したり酒を飲んでいると情が沸いてしまうようだ 「さあもう一杯ぐいっと行こうや!」 宴会の盛り上がりが最高潮に達しようとしたその時 ビービービー 不穏な音が部屋中を響き渡った 『侵入者を確認 侵入者を確認確認』 侵入者だと? 俺はとっさに隠していたアイズバッドを呼び寄せる 「映像を、映像を出せ!」 しゃべる声に焦燥が混じり早口になっている 入り口配置したアイズバッドから映像が送られてくる
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