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「お前らみたいな奴らは、男として失格だ。群れないとナンパすらできないのか?」
「は!? ぶっとばすぞ!」
「語彙が少ないな。それしか言えないのか?」
「てめえ、本当に殴られたいみたいだな!」
「言葉だけか? 実際に行動に移してみたらどうだ?」
「やってやろうじゃねえか!」
不良が殴りかかってくる。大振りなので動きが読みやすく簡単に避けることが出来た。
どうやらこいつはそんなに強くないみたいだな。
俺は再び殴りかかってきた不良の腕を掴み、ひねりあげた。
「いてえ、いてえよ!」
「当たり前だ。痛くしているんだよ」
「おい、離せよ!」
別の不良が向かってきた。かなり太っている。さっきの奴はチビだったが、こいつはデブだな……。
「離してやる」
俺はチビの不良をデブのほうへ思い切り押した。
「うわぁー!」
情けない声をあげるデブ。なんだ、見掛け倒しか。
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