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実技の時間、高等部の生徒が全て集まり、武器種ごとに分かれた。
「やっぱり女の子多いなぁ…」
花を扱う組みに男は少ない、桜夜は小さくなっていたが実技が始まると彼は一変する。
「菊…、確かー…『清浄なる力で淀みを打ち払え』」
教師の放ったダミーを桜夜は手にする菊の花呪文を思い出し軽々とやり過ごす。女子生徒は手こずっていたが、菊系の花呪文は女性が1番扱いやすいものだ。
「いっ!!」
なんせ激痛が走る、女性は体の構造上、痛みに強いようだが、男性はあまり強くない。現に桜夜は痛みでうずくまっている。
「女の子って、強いなぁ…いたた」
「大丈夫かー?本田ー」
「だ、大丈夫ですー…多分」
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