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「あぁ…勿体無いなぁ…宝石攻撃とかしたくないよー、やだよー、売りたいよー」
「おいおい、ライリスまたかよ、つーか売る発想やめろ」
「だってさぁ!!ルビーとか絶対今いい値段だよ!?売値とか絶対高いよ!ダイヤとかもっと!!」
「ライリス、宝石を売ったりしたら評価落とすぞ」
教師に脅されたライリスは渋々黙る、宝石を扱う組みは日に反射した宝石によりキラキラと輝いていた。宝石も生徒が多い方に分類される。
「じゃあ、今日はトルマリンを使って空気を綺麗にしましょうか、淀みを出すので皆さん頑張ってくださいね」
教師は瓶の蓋を開けると、黒い靄のようなものが広がった。
「うう、胸がもやもやするなぁ」
「え?そう?俺今宝石売りたい気持ちしかないよ!」
ライリスがそう言えば周りは笑った。とんでもない事を言うライリスだが目は淀みをちゃんと捉えている。
「『我は浄化と調和を求める』ーっと!」
トルマリンが一際輝くとライリスの中心に淀みを全て浄化してしまった。また淀みにやられかけていた生徒の精神も調和し、ライリスは囲まれた。
「ありがとうライリス!」
「さっすがぁ!」
「はいはい皆さん、今回はライリス君に高評価を与えます、ライリス君以外はちょっと評価が下がる事は覚悟してくださいね」
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