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「ジョーカー様ァッ!!またお眠りなのですかァッ!?」
軍服の青年バタバタと騒がしくそのままドアを開けるとソファーに寝転がり本を顔に乗せる男。音でやっと目が覚めたのか、起き上がった。
「今日こそ!!学園から選定してもらいますよ!?」
「…はぁ?やだよめんどくせぇ、お硬え頭のジジイ達で決めろよ、俺は眠い、非常に眠い」
「そんなこと言わないでくださいよぉおお!!俺がまた怒られるじゃないですかぁっ」
「いーじゃねぇか最高、あとでその話聞かせろよ」
そしてまた同じ体勢に戻ってしまった。青年は目の前でスヤスヤとすぐに眠った男を殴りたくなったが、これで自分より年上でさらに数百年もそのままと聞いては殴れないし、殴った瞬間自分はこの世にいないだろう。青年は覚悟を決め、大老師達の集まる談話室へと足を運んだ。
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