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「ありがとう、教えてくれて」
大柄な生徒、クラヴィ・グロウリアは礼を言うと隣でメロンパンをむしゃむしゃと食べるシュネール・S・アイザーが笑った。
「別にお礼言われるほどじゃないよ」
「ふふ…君、実技でよくトップ取る子だよね?」
「ん?まあ、そうだね。実技っても魔法と剣だけだよ、それ以外はトップなんて…入ってもせいぜい10以内、あんたは棍棒結構うまく操るよな」
「うん、子供の頃から教わってたかな」
この学園の実技には多数の武器を組みで分けている。棍棒ならば棍棒使いだけ集め、実技授業を行う。シュネールがトップを取る魔法と剣は1番生徒数が多く、トップを取るのはとても難しい。
クラヴィの棍棒も多い方に入る、1番少ないのは花を扱う組みだ。
2人はしばらく談笑を楽しみ、予鈴が鳴る前に教室へ戻っていった。
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