嵐のあと

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  「もうヤッたのか?」 あまりにストレートなその言葉に、 かっとなる。 「もう! センセイの噂のことなら、 あたし自身の問題じゃない! 身体壊したって、 深町さんに迷惑も心配も かけないったら!」 「そんなことは後だ! 答えろ。ヤッたのか!?」 上にも下にも誰もいない 非常階段に、 過激な言葉がこだまする。 「……もうっ、最低!」 「……芹沢。 お前、知らないから そんなことが言えんだよ」 .
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