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頭に来る程晴れた空は、
じりじりと地上を照り付ける。
アスファルトはいつの間にか
からりと乾いて、
昨日の嵐の跡といえば、
道の端の排水溝の蓋に溜まった
小さなゴミや葉っぱの残骸くらいだ。
埃にまみれたこのゴミは、
どこから集まってきたんだろう。
触るとざらざらしそうな、
目立たないよう集まった
道端のゴミを見て、
肩に乗った疲れが
また重くなるのを感じた。
織部先生のマンションへの道のりは
楽しいものだったのに、
今は出来ることなら引き返したい。
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