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「……ごめん、ユウ。
あたしもう、
好きな人が出来た」
真っすぐに彼の目を見て、
答える。
ユウは拗ねたように、
口唇を尖らせた。
「……俺、頑張るよ。
それでも駄目？」
「頑張ってくれたのは
知ってる。でも……
初めて自分から好きだって
思える人に会えたの。
この気持ち、
なくしたくない」
あたしの言葉に、
ユウは「ああ……」と漏らし
空に視線を彷徨わせる。
「お前にそこまで
言わせるって誰だよ。
腹立つな」
「ユウ……」
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