後悔

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「あんた・・誰?」 それは久しぶりの衝撃的な朝だった。 「しお、覚えてないの?」 私の名前を親しげに呼ぶ裸の女性。 あきらかな事情の後の朝だった。 「気安く呼ばないで。最悪、私同性とやっちゃったわけ?」 二日酔いなのか、この人生最悪の出来事のせいなのか、頭痛が激しかった。 今まで酔ってお持ち帰りされた事は何度かあり、後悔した朝を送った事はあった。 が、それは全て異性でそこそこイケメンばかりだったのを免罪符にしていた。 だが、今回はまさかの同性。 しかも自分の部屋だった。 「帰って。私も忘れるから、あんたもなかったことにして。」 こんな事、覚えて特になる事など1つも無い。 「しお、私は・・。」 「気安く呼ばないでって言ったでしょ!」 ばしん! 朝のイライラと、自分の行為の浅はかから、思わず相手を平手打ちしてしまった。
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