*風紀委員会

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   *風紀委員* 私「おはようございまーす」 風紀委員の私は、毎朝校門の前に立ち登校してくる生徒にあいさつをしている。 ―キーンコーンカーンコーン 8時のチャイムが鳴った。けど、一人だけこの時間になっても来ていない人がいる。 「ねぇー!!待ってぇー!!まだ、閉めないでねぇー!!?」 山本快飛(やまもと かいと)だ。 同じクラスで、私の彼氏。 いっつも遅刻してくるから、遅刻常習犯。 「っはぁー、はぁー..んはぁー」 「おはようございます。常習犯様。(ニヤ)」 「その呼び方やめてよ??まぁ、、おはようです。」 「寝坊ですか?」 「バレたぁ?」 「いつものことじゃん」 「えへへー、、スミマセーン」 「行こ、」 「おーぅ!」 『きりーつ、礼、お願いしまーす。』 理科か...って、、あれ??理科の用意がない.. ―ガタガタ 机の中をどんなに探しても無くて、バックを探してもない。どーしよぅ.. ―ツンツン 「?」 「理科の用意ないんでしょ?」 「実は..」 「貸してやるよ」 「ダメだよ。隣の高崎くんに見せてもらいながらやるから」 「それ、俺が許さないし..黙って受け取れよ、バーカ」 「...ダメだよ。やっぱ。」 「俺は小俣に貸してもらうしw」 「ありがと...」 私の後ろの快飛は、小俣君に貸してもらうとか言ってるけど寝てる.. でも、こっそり寝顔を見るのが楽しいんだなぁ。 理科が終わったあと私は、快飛に貸してもらった理科の用意を返した。 「ありがと!」 「あのさ、お前、さっき俺の寝顔見ただろ」 「へっ、!!?」 「バレバレ。」 「すみません」 「バツとして、明日は一緒に登校しろよ」 「ぇ!?」 「嫌なのかよ」 「そんなの、バツじゃないよ..。ご褒美じゃん」 「いっ、いいんだよ!!それで」 「そーだね(^^)」      
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