第一話 出会い

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助けてくれた2人は次の電車に乗るみたいで帰る準備してるわ。 「あ、あの、本当にありがとうございました…。私ラッシュ時間抜けるまでこの駅で待ってるので…。」 「…どこまで行くんだ?」 「岬まで…。私みたいなのにもう来ないとは思うけど、怖いから…。」 さっきの事で帰宅ラッシュの時間は避けたいから…。 だから、あと一時間は足止めかなぁ…。 「岬なら俺達と同じだから一緒に帰ればいい。」 「で、でも、それだとまた迷惑を…。」 「いいからいいから!1人で帰るより安心だよ^^行く場所が同じ駅なんだから、ね?」 ミルクティー色の髪をした女性がそう言うと真紅の瞳をした男性が私の荷物を手に取り、私の手を握って車掌さんにお礼を行って車掌室から出て行った。 1人じゃないなら…大丈夫かな…。
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