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二人の少女にとって運命的な朝
ありふれた女子高生の姉妹に、
過去の因縁が音も無く近く。
双子の姉妹の16歳の誕生日から、
全て狂い出し、不穏な風が吹く。
両親の様子が変だと楓子が気付く
ひそひそと美華子に耳打ちする。
「なんか二人暗くない」
確かに鬱いだ感じを美華子もした
いつも笑顔な母の目が曇り、
寡黙な父が更に目が泳いでいた。
二人は何も聞けぬまま家を出た。
クラスの違う二人は、
休み時間になる度朝の事を話題にして
いるうちに放課後となった。
幾ら話しても結論が出る訳もなく
両親に聞くしかないのだが、
何だか嫌な感じが2人は抱く。
だが、気のせいだと打ち消す。
感とは、意外と当たると後で、
思い知らされる。
彼女達の知らぬ間に運命の輪が廻り出す。
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