第1章 宿命の輪廻

3/16
前へ
/141ページ
次へ
二人の少女にとって運命的な朝 ありふれた女子高生の姉妹に、 過去の因縁が音も無く近く。 双子の姉妹の16歳の誕生日から、 全て狂い出し、不穏な風が吹く。 両親の様子が変だと楓子が気付く ひそひそと美華子に耳打ちする。 「なんか二人暗くない」 確かに鬱いだ感じを美華子もした いつも笑顔な母の目が曇り、 寡黙な父が更に目が泳いでいた。 二人は何も聞けぬまま家を出た。 クラスの違う二人は、 休み時間になる度朝の事を話題にして いるうちに放課後となった。 幾ら話しても結論が出る訳もなく 両親に聞くしかないのだが、 何だか嫌な感じが2人は抱く。 だが、気のせいだと打ち消す。 感とは、意外と当たると後で、 思い知らされる。 彼女達の知らぬ間に運命の輪が廻り出す。
/141ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加