第1章 宿命の輪廻

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耳を塞ぎたい思いの二人に、 淡々と父は語り出す。 美華子の実父は水族、 実母は火族である事。 楓子の実の両親は、風族。 共にもうこの世にいない。 急過ぎて受け入れ難い真実。 私達は、一体何者なのか? だが、各両親が残した形見。 美華子は、リング 楓子には、ブレスレット 二人は、肌身離さず付けていた。 いつもピッタリで、不思議だと 思っていたが、御守りと言われ、 納得していた。 もう体の一部となり、気に留めなくなっていた。 この真実は、16歳の誕生日の 最大で最低な贈り物となった。
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