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「貴方……もしかしたら不感症かしら?」
「は? なんでよ?」
「楽しんでるように見えないから」
「ええ? ひどいなぁ……。楽しんでるよ? ちゃんと」
グッと男が女を抱き寄せる。
「君の身体とテクが良すぎて……飲まれちゃってんだよ」
息を吹きかけるようにして、女の耳に囁く男を鼻で笑いながら。
「どうかしら?」
女はそのまま、男の首筋に唇を落とす。
そうして――
首筋から胸へ――
胸の先端を啄むようにして、柔らかい唇で包むと男が軽く息を吐いた。
「あら? 感じてくれるの?」
「だから言ったでしょう? 君の身体とテクを楽しんでるって。不感症って言葉、取り消してよ」
何かをねだるような甘えるような男の口調に女が満足そうに答える。
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