第1章

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お昼チェックアウトだったけど私も潤君も起きてたから10時半にホテルを出た。 「どこか行きたいところある?」 「特にないよ」 だって帰りたいもん。 こんな空気のまま私と一緒に居たいんだろうか? そんな事を考えて居るとスマホに着信が入った。 画面を確認する。 ヘルプを出した友達だ。 「出ないの?」 潤君に言われ私は電話に出た。 車の中で距離も近かったし、「後でかけなおすわー」と言って電話を切った。 「気にせんで良かったのに」 「うん」 それから場所も決まらないし、ご飯に行く事にした。
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