第1章

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「ダメかな?」 「……じゃぁ…宜しくお願いします」 「え?」 「今日から蓮は潤君の彼女…いいんだよね?」 「いいの?」 「うん」 「ありがとう」 胸に手を当てて潤君はフーっと息を吐いた。 いつか元彼女より私を愛してくれる日がくるだろうか…。 多分好きではなく、好きと言ってくれるだろうか…。 愛してると言ってくれるだろうか…。 今はまだ素直に喜べない私の手を潤君はとり初めて指を絡め手を繋いだ。 そのまままたクラゲを眺めた。
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