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超人気ロックバンド『Ｊ』彼らはまだ高校生にも
関わらず、デビューシングルがいきなりミリオンヒットし
アルバムもダブルを取るなど、音楽界に衝撃を与えた。
そのバンドの原動力となっているのがＪのリーダーでも
あるキーボードのＫＡＥＤＥ本名、新藤楓（しんどうかえで）だ。
彼の演奏力はすでに日本一と言っていい程の力で
彼らを見つけたレコード会社の人達も楓の演奏に
驚愕した。
しかし、その楓には一つの欠点があった。それは。
性格が最悪な事だった。無愛想で礼儀知らず
さらにどんな年上の人でも偉い人にもため口で
話したり、絶対誰かの誘いも受けない自ら
孤高に生きようとしていた。
そんな彼が何故バンドを組んだのか、それはわかりやすく
はっきりと金の為だと会社の社長との面接でも言った。
そんな楓には秘密があった。
楓は生まれてすぐに親に捨てられた。偶然にも良い人に
拾われ、今はその義理の親の元で生活をしているが
楓はその親から自分が本当の親から捨てられて自分は
義理の親だと聞かされた。
それが中学の時で楓はそれ以来人を嫌いになった。
それは義理の親も同じで、それまでは普通に
接していたが、今では会話もしなくなった。
そして楓は一人で生きていくためにお金を手っ取り
ばやく稼ぎたいと思い、本屋で立ち読みをしていた。
そこで音楽雑誌を見て、音楽は売れれば儲かると
書いてあり、楓はこれだと思い、近くの楽器店に
行った。そこで出会ったのがＪのメンバー達だ。
楓はその時にすでに超越した演奏力と絶対音感を
持っていたので店員に許可をもらいスタジオの
前で部屋の中で演奏している奴らの実力を
計った。その結果、Ｊという四人組のバンドが
一番うまかったので、そのバンドに入ろうと
その演奏の時に部屋に入り、半ば強引にその場で
自分の演奏を聞かせ、そのバンドに入った。
それから楓の鬼のようなしごきがありメンバー
達はうまくなった。
そうして彼らがライブハウスでライブをしていると
そこに居たレコード会社の人達の目に止まり
スカウトされた。
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