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そして楓達はデビューする事ができた。この時楓達は全員
高校生になったばかりだった。
・・・・・・
現在、高校二年生の楓は今、ようやく仕事が落ち着き
この春から一人暮らしを始めたマンションで一人
くつろいでいた。
楓はデビュー曲がミリオンを出し、しかもバンドの
作詞作曲を全て楓がしているので、印税が大量に入り
もう一人暮らしができるまでになったので楓は家を
出て、仕事場から近く、通っている学校にも近いこの
街を選び、十階建のマンションに引っ越した。
ちなみに楓は自分の事はメンバーにも会社の人達にも
話してはない。なので引っ越す時に仕事場から近い
方が良いと表向きの説得して承諾してもらったのだ。
ここに引っ越してきて一ヶ月が経ち、五月になった。
ここで楓は運命の出会いをする。
ある休みの時、楓は外に出ようと部屋を出た。すると
何やら荷物を持った女性が自分の方に歩いてきた。
そして、その女性は楓の前でつまづいた。
「キァッ!」
「!?」
楓はとっさに倒れそうになった女性を抱えた。もちろん
荷物も持って。
「大丈夫か?」
「あ!ハイ。すいません。ありがとうございます」
「!?」
その女性はまっすぐ立ち、その顔が見えると楓は
何か胸がドキッとした。
「あんた見ない顔だな」
楓はその変な感じをしまい、いつもの感じで
話しかけた。
「ハイ。今日その部屋に引っ越してきた
井上めぐみです。あのこのマンションの人ですよね?」
「あぁ・・・あんたの隣りだよ」
「本当ですか!?なんかすごい偶然ですね」
「別にすごくないが。それよりあんた荷物を
部屋に運んでるんじゃないのか?」
「あ、ハイ。そうです。大きいのはもう部屋について
るんですが、あとは私物を自分で運んで来たんで」
「下にあるのか?」
「ハイ。車に積んでます。ちょっと重いので
大変ですけどね」
「じゃぁ手伝ってやるよ」
「本当ですか?あ、でも悪いですよ。どこかに
出かけるんじゃないんですか?あなた」
「まぁそうだったんだが、とくにする事はないんでな!
あんたが邪魔じゃなきゃ手伝ってやるよ」
「じゃぁお願いしようかな」
「あぁ任せな」
いつもの楓なら絶対スルーするのになぜかこの時は
彼女を手伝う事にした。
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