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「一応、ここの店長やってます。よかったらまた近いうちに来てください」
「あぁ、君も、怪我したり病気になったら、いつでも俺のところに来なよ」
「あはは、あまりそうはなりたくないですけどね……」
ケイは今までに様々な客を相手にしてきたからか、話のうまい男だった。長居しても時間を持て余すようなこともなく、しばらくこの男と話していたいとさえ思う。
「この店は何時までやってるんだ？」
「そうですね、お客様がいるときは明け方までやってますよ。俺は店長なもんで、店が終わってからも一日の集計取ったりしてすぐには帰れないんですけどね」
そうか、こいつは店長だったんだ――。
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