第3章

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―――3――― 「師匠、これやっぱ付けてないとダメ?」 「あぁ? お守りだって言ってんだろ? 気に入らないのか?」 「だって、寝る時とかたまに首締まったりするんだもん、死ぬかも」 「慣れろ。死にゃあしねぇよ」 「ぶー」 「あーもう、それは鍛錬の時に使うもんなんだよ。諦めろ。スグラ」 「……ちぇー、それより師匠。魔術教えてよ」 「あ? お前まだそんな事言ってんのかよ。お前にゃ才能ねぇって」 「そんなのやってみないと分からないじゃん!」
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