第1話

始まり

途方に暮れながらカルガインの大通りを歩く。

どうしよう、どうなるんだろう。

悩んでても仕方ないか・・・そうだ! フレは居ないけど誰かはinしてるはずっ!!

ぎゅっと手を握り締めて心の中で叫んだ。

カルガインはゲームでも初期の町、chatだけ楽しんでる人なら広場だったり外門の辺りでchatしてるはず。

・・・今は、たぶん夜中だけど・・・

期待に胸を膨らませ広場までやってきた。

けど、広場には誰の姿もない。

それを見た瞬間、へなへなとその場にへたりこんでしまうのもしょうがないじゃない…。