episode4 もしも、あの頃

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テーブルの上に写真が置かれた。 ゆっくり置かれていく、その写真を一目見ただけで背筋が凍る。 一枚、また一枚と増えていく度に、悪魔が心臓に指を一本一本、ゆっくりと沿わせていく気がした。 そこには、自分と恋人が写っていたのだから。 『生徒をたぶらかす教師を野放しにして良いのか?』そう書かれている、手紙。 「この写真に写っているのは、君で間違いなのかな?」 言葉を失った唇が震えていた。 どんな返事を返したら良いのかを考えないといけないのに、頭が真っ白になるのを現すかのように、画面が真っ白になった。
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