第1章

3/9
前へ
/9ページ
次へ
  事の始まりは、学校の帰り道からはじまる。   ~回想~   『あー疲れた!ったく、学校の回りを30周ってどんだけ走ったんだよ』   俺はチャイムがなると同時に迫って来た、最近俺の周りをストーカーしはじめた変態から逃げきり帰路についていた。   「あはは。モテる男は大変だね、氷月」 『…その言葉、そっくりそのまま返してやるよ、進』 「え?俺モテないよ?」 『はあ…(鈍感野郎が…シネ)』 「(ゾクッ!)?」   今俺と一緒にいるコイツは神田進〈カンダシン〉。   一言で言うと王道鈍感主人公。 太陽に反射して輝く金髪に碧眼、整った顔立ちにモデルのような体型。 これで頭よし運動も出来るしで、女子にはモテるはモテるでハーレム状態。(本人無自覚)   変態から逃げきった後、偶然会って今一緒に帰っている途中である。  
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加