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事の始まりは、学校の帰り道からはじまる。
~回想~
『あー疲れた!ったく、学校の回りを30周ってどんだけ走ったんだよ』
俺はチャイムがなると同時に迫って来た、最近俺の周りをストーカーしはじめた変態から逃げきり帰路についていた。
「あはは。モテる男は大変だね、氷月」
『…その言葉、そっくりそのまま返してやるよ、進』
「え?俺モテないよ?」
『はあ…(鈍感野郎が…シネ)』
「(ゾクッ!)?」
今俺と一緒にいるコイツは神田進〈カンダシン〉。
一言で言うと王道鈍感主人公。
太陽に反射して輝く金髪に碧眼、整った顔立ちにモデルのような体型。
これで頭よし運動も出来るしで、女子にはモテるはモテるでハーレム状態。(本人無自覚)
変態から逃げきった後、偶然会って今一緒に帰っている途中である。
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