第1章

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〜回想終了〜 テンプレだな。 進が無自覚主人公なのも 魔法陣で召喚されるのも 主人公に巻き込まれて脇役位置的な俺が召喚されかけるのも 神が目の前に現れるのも全て。 どうせ間違えたーだの 元の世界に戻せませんーもしくは 貴方死んじゃいましたすみませんーだの 貴方にお詫びで力をーだの言われるんだろ? はいはい、テンプレテンプレ。 ふざけんな 『俺に力寄越すなら進を罰する力を所望する殺すから』 「いやいやいやいや。確かにその通りだけど!ほんとに申し訳なく思っているけども!!」 折角召喚した勇者殺さないでー!と言われたけど、そんなことしるか。 「確かに君はシン君の召喚に巻き込まれて、慌てて回避しようとした僕の神力に当たって死んだんだけど…」 『おっと、もう一人罰しなければならない奴が居たようだ』 「待ってなにすっ…ギィヤアアアアア゙ア゙ア゙」 〜しばらくお待ち下さい〜 『ふぅ…(スッキリ!)』キラッ 「……(自主規制)」チーン 赤い液体を自称神の服の切れ端で拭き捨てる。 自称神だった赤い塊を放置し、ここでやっと周りの風景…と言っていいのかわからんが周囲の状況を確認する。 俺が今居るこの場所は兎に角壁から床、彫刻や柱に至るまで全てが真っ白で、イメージとしてはイタリアのヴェナリア宮殿の中のようだ。
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