第1章

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「なんかすっごい貶されてるし、失礼なんだけど!ていうかっ、さっきのはもうやめてください!!(泣)」 『心を読むな自称神(笑)』 「仕方ないじゃないか!本物の神だもの!心の声なんて丸聞こえだよ!!っていうかさっきから自称自称って...」 『…変態め』 「うわーん!!違うんだよおお!変態って言わないでよおおお(泣)」 『…さて、神弄りはこのくらいにしとくか』 「うぇ、ひどいぃ泣」 『うるさい、俺の質問にさっさと答えろ』 「はいぃ、ぐす、はぁー。……確かに、君の言う通りこれは規則に則り決められた事だよ」 『…(やはりテンプレだな)』 「でも、神だとしても命を殺めて罪悪感が無いわけじゃない。死んだ時にその魂をここに呼ぶのはそういう事だよ」 …成程。例えば俺みたいに間違えて殺してしまった場合、そのまま違う世界へと転生させれば面倒なことにはならない。 ふざけるなと、ボコボコになぐられ言葉で責められるなんて事にはならないのにわざわざ対面し、望む力を与えてやるのは一つの罪滅ぼしの為。その暴力を甘んじて受ける為か。 小説では、主人公側の視点で読むから最初の転生の場面はもっとボコっても被害者なのだからいいのではと思っていたが、神の加害者視点で考えるとまあ、成程…と 『いうとでも思ったか!』ゴスっ 「痛い!!(泣)」 『か弱い普通の一般男子高校生である俺を殺してる時点でGuiltyだ!!そこに正座しろぉ!』 「うぇぇええええ??!!」 ※転生まで大変長らくお待たせして申し訳ございません、どうぞお付き合い下さい
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